誰でも苦しみから逃げ出したいと思うはず。しかし、苦しみから逃げまわっていては、いつまでたっても幸福は得られない。ごまかしの知恵や慰めの言葉では、苦しみはなくならない。

だから、突っ込んでいく。苦しみのなかに、この身を置いてみる。冷たく思える降る雨も、思い切ってその中に飛び込んでみれば、案外にあたたかく感じるもの。

明日は晴れるか雨が降るかと気をもむよりも、雨が降っても降らなくても「歩いていく」とこころに決めて、雨の中に飛び込んでみれば、いつの間にか雨も上がる。虹もかかる。


HMU 達弥西心